onewaylounge

Mercy Mercy ME



Mercy Mercy ME

勤めている会社の近くに、ヘンテコなラーメン屋ができた。
その名「覆麺」。

店員は覆面を被ったまま、麺を茹でたりしている。
開店の暖簾を店先に出すときに「アンガーラ」と叫ぶ。
「日本語わかりません。」と書いてある。

あまりに怪しいので、注視して約2週間。
気になり続け、ついに食してみた。

まあ、美味しかった。
量も十分だった。
そして、普通のラーメンだった。

閉店間際に、店の主人が覆面を脱いで、店じまいをしていた。
日本人の普通のおっさんだった。
店員に「おつかれ〜」と言っていた。

2週間にわたり、「チャーシューが爆盛りなのではないか」とか
「ラーメンを出される時にチョップとかされるのではないか」とか
「空中殺法を見せてくれるんじゃなかろうか」と
独特のパフォーマンスを勝手に期待していただけあって、何だか悲しくなった。

もし、そんな店だったら、きっとやっていけないんだろうけど。

Mercy Mercy Me, Marvin Gaye
が頭の中でまわる。


   

HOMECOLUMN|Copyright © 2012 onewaylounge.