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本質



本質

家の近所に、昔ながらの小さな居酒屋がある。
おやっさんとおかみさんの二人で店をきりもりしていて、平日しか営業していない。
土日休みとは居酒屋として致命的な気もするが、
いつも会社帰りのサラリーマンで混んでいるから、繁盛してそうだ。
新鮮な魚介類を中心としたメニューと、自分の目を疑う様な価格に、
皆吸い寄せられているのだと思う。

例えば、
マグロかま焼き \300
マグロ大トロ刺身 \500
大根アラ煮 \300
つくね \100
ポテトサラダ \300

しかも、どれもボリュームがあるから、3品も食べれば満腹になる。
そして、どれも美味い。たらふく飲んで食べても、\3,000に届いた事が無い。

先日は、マグロのかま焼きを頼んだら、2本も出てきて、「1本サービスしとくから。」とマスター。
こんなノリなので、こちらが勝手に、店の利益を心配してしまう。

お洒落な○▲◎ダイニングもたまにはいいだろうが、こういう居酒屋こそ何回も行きたくなるし、何か本質的な店だと思う。
雰囲気で誤魔化して、大した料理でもないのに、凄く高かったり、
美味くもないものを、美味そうにドレスアップしていたりする店が多いから。

ちなみに、この日、BGM代わりのテレビから流れていたのは、
「John Coltrane / Blue Train」だった。

こういうタイミングで、こういう音楽が流れた偶然に、感謝。

じっくり酔える平日の夜。


   

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